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離れて暮らす一人暮らしの親を心配する方は多いと思います。
たとえ近くに住んでいたとしても、ずっと一緒にいるわけではないですし、親が高齢になると、一人になった時に何かあったら…と、気になるものです。
そんな心配事を解消してくれるのが「見守りカメラ」です。
元気にしているかな…とか、倒れているんじゃないか…など、ちょっとでも気になった時にスマホからカメラの映像をチェックできるので、どこにいても親の状態を知ることができます。
最近は見守り用のカメラもいろいろな種類の商品が販売されていて、仕様や操作方法、安全性などの基準もさまざまです。
結局どれを選んだらいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、一人暮らしの親の見守り用カメラの選び方(仕様や価格帯)、おすすめの機種を紹介していきたいと思います。
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一人暮らしの親の見守り用カメラの選び方
最近は量販店だけでなく、ネットショップ(amazonや楽天、yahooショッピング)などでも、さまざまなタイプのネットワークカメラ(webカメラ)が販売されています。
選択肢が増えたのは良いことですが、機能や価格にバラツキがあって、正直どれを選べばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
一言で「見守りカメラ」といっても、住まいの間取りや環境、生活スタイルによって選ぶ条件は変わってきます。
ただ、高齢の親を見守るという点にウエイトを置くと、押さえておきたいポイントは絞られてきます。ひとつづつ説明していきますね。
見守りカメラに必要な仕様
見守りカメラ(ネットワークカメラ)の性能は、商品によってそれぞれ異なります。画質(画素数)や夜間撮影ができるか、またどの程度鮮明に映るかなども事前に確認しておくとベターです。
「見守りカメラを選ぶポイント5つ」は、高齢の親の見守りには外せない機能なので、選ぶ際の参考になさってください。
■録画機能
画素数(画質の精度)は、それほどこだわる必要はないと思いますが、録画機能はとても大事です。録画機能があると、様子の変化に気が付いた時、あとから見直して状況の分析をする場合にも役立ちます。
■首振り機能(180度)
首振り機能があると、視野の狭さをカバーできるので、同じ部屋にカメラを何台も設置する必要がなくなります。上下左右の振りがどの程度の範囲を撮影できるか事前によく調べて購入しましょう。できれば180度対応がおすすめです。
■スピーカー・マイク機能
カメラにスピーカーとマイク機能が内蔵されているものがおすすめです。発作の心配がある時、画像で異常に気が付いた時に声をかけることができます。スピーカーとマイク内蔵のものは、見守る側見守られる側の双方で通話ができるので安心感が違います。
■動体検知機能
動体検知は、カメラの撮影中に物体が動いたことを検知する機能です。寝起きや部屋の移動などの動きに反応するだけでなく、留守中は防犯対策にも一役買います。
■温度検知機能
年を取ると、暑さや寒さを感じにくくなり、真夏の暑い時期は熱中症で搬送される高齢者の数が急増します。赤外線を使った温度検知機能があると、部屋の温度が一定以上になった場合エアコンを使うよう声掛けすることもでき、熱中症対策にも役立ちます。
高齢者の見守りカメラの価格帯
一昔前と違って、ネットワークカメラの価格は驚くほど安くなっています。値段はピンキリで、安いものは5000円位からありますし、ホームセキュリティのALSOK(アルソック)で使用している見守りカメラだと40000円程です。
値段の安さはとても魅力的に感じますが、価格の安さで選ぶのは注意が必要です。
安いネットワークカメラの多くは海外製の商品で、映像の閲覧に専用のアプリを使用したり、海外のサーバーを経由して映像を閲覧するものも多くあります。
それを考えるとちょっと気味が悪く感じるのは私だけでしょうか。見守りカメラを選ぶ際は、できれば国内の安心できるメーカーのものか、セキュリティ会社などの信用できるカメラを選ぶことをお勧めします。
見守りカメラの設置場所について
カメラの設置場所はできるだけ高い位置、戸棚の上や壁の上部、天井などに設置すると広い範囲の見守りが可能になります。
最近の見守りカメラのほとんどはWiFiを使用しています。その為配線工事が不要で、高い位置に取り付けるのも楽々です。しかも接続から視聴までの作業がとても簡単です。
なので見守りカメラの設置場所は広範囲をカバーできる高い位置に取り付けましょう。
見守りカメラの人気機種とおすすめカメラ
パナソニックの「ホームネットワークシステム」 (見守りカメラ)
マイクスピーカー | あり (交互に話すプレストーク方式) |
温度センサー | なし |
画素数 | 30万画素 |
夜間撮影 | あり |
amazonで詳細を見る : 15,934円(参考価格) |
パナソニックから発売されているカメラキットです。
外国製(中国製)のカメラと比較すると価格は少し高めですが、国内大手メーカの製品であるという安心感があります。
画素数は30万画素と少し荒めですが、スマートフォンとの連携が大前提なので、プライベート情報が筒抜けになる可能性のある海外メーカーは避けたいという方におすすめです。
パナソニックの「ホームネットワークシステム」は、どちらかというと防犯や警備を主眼にしたタイプのカメラです。
Lefunの「ネットワークカメラ」
Lefunの「ネットワークカメラ」 | |
マイク・スピーカー | あり (交互に話すプレストーク方式) |
温度センサー | なし |
画素数 | 200万画素 |
夜間撮影 | あり |
amazonで詳細を見る: 4500円(参考価格) |
Lefunのネットワークカメラの特徴は、安価で高画質、性能もよいところです。
口コミの評判も良く、一見すると申し分ないのですが、映像と音声が一度海外のサーバーを経由するので、気持ちが悪いという方もあります。
マイクとスピーカーは内蔵されていますが、スピーカーの音量が非常に小さいので会話は難しいかもしれません。
なるべく費用をかけたくないという方にはおすすめの見守りカメラです。
「みまもりCUBE」介護保険適用の見守りカメラ
「みまもりCUBE」 | |
マイク・スピーカー | あり (交互に話すプレストーク方式) |
温度センサー | なし |
画素数 | 200万画素 |
夜間撮影 | あり |
月額利用料 | 3900円(税別) |
みまもりキューブ公式ホームページ |
「みまもりCUBE」は高齢者の見守りに特化したカメラを使った見守り監視サービスです。
機器は買取ではなく、利用料という形で毎月使用料が発生するので、費用としてはかなり高めです。
「みまもりCUBE」の最大の特徴は、認知症徘徊の見守りの場合、介護保険の適用プランがあるところです。
また通信はNTTドコモの回線を利用するので、インターネット環境がなくても利用できるのも特徴のひとつです。
映像の中の指定場所にモザイク処理を施せるので、プライベートに配慮することもできます。
月額固定費が3900円なら、アルソックの見守りカメラで、緊急時に駆けつけサービスが利用できる「アルボeye」の方がよさそうな気もします…。
親の見守りカメラを選ぶ際は、必要なサービスが何かをよく検討して選ぶことが大事です。
アルソックの見守りカメラ「アルボeye」
(出典:アルソックホームページより)
アルソックの見守りカメラ「アルボeye」 | |
マイク・スピーカー | あり (交互に話すプレストーク方式) |
遠隔操作機能 | カメラのパン/チルト機能で上下左右に見たいところへカメラを遠隔操作できます。 |
温度センサー | あり(設置場所の温度を知らせてくれます) |
動体検知機能 | あり(映像内の動きや変化を検出し、5秒さかのぼって録画を開始することができます。 |
画素数 | 100万画素 |
夜間撮影 | あり |
機器レンタル | 月額2000円と2500円(いずれも税別で機種によって価格が違う)ALSOKの駆けつけサービスあり |
機器のみの購入 | 40000円(税別)駆けつけサービスは無し |
ALSOK(アルソック)の見守りカメラ「アルボeye」の画像は、見守る側、見守られる側の双方向のみの通信で見守りを行い、プライバシーが守られるようになっています。
「アルボeye」を使った見守りサービスは月額料金 2000円と2500円(いずれも税別で機種によって価格が違う)で、機器はレンタル、そしていざという時だけガードマンによる駆けつけを依頼できます。
このサービスは見守りカメラを分割で購入するのと同じで、機器代の分割が終了する3年目からは月額1000円でサービスの利用を継続できます。
機器のみの単体購入は40000円税別。
この場合、緊急時のアルソックの駆けつけは依頼できません。
また、見守りカメラ購入後に月額サービスの申し込みはできないので、機器を購入する際は駆けつけサービスも必要かどうかよく検討して申し込むことが大事です。
見守りカメラを選ぶ際に気を付けたいこと
離れて暮らす親を見守りたい、という子供の思いは尊いものです。
ただ、見守られる側の気持ちを無視してどんどん準備を進めていくのは少々危険だと思います。
歳はとっても、れっきとした大人。プライベートをすべて覗かれるとなると、決して気持ちの良いものではありません。
特に見守られる側の世代の方は、カメラを使った見守りは「監視されている」というイメージが強く、敬遠される方が多いのは事実です。
もしもあなたが見守られる側の高齢者(親の立場)で、カメラで生活の一部始終を覗かれているとしたら、どうでしょうか。やはりいい気分ではないはずです。
セキュリティのトップブランド、セコムは、一昔前までは「画像伝送システム」と言って、見守りカメラの前身のようなサービスを提供していました。
しかし、現在はカメラを使った見守りからは距離を置き、ライフリズムや転倒検知機能、自動通報機能などに力を入れた見守りサービスを提供しています。
なぜ方針を転換したのか、やはり見守られる側のプライバシーや気持ちに配慮してではないかと、私は推測しています。
見守りカメラ まとめ
高齢者向けの見守りカメラは手ごろな値段で始められるものがほとんど、そして性能もけっして悪くありません。
ただ、カメラの映像を誰かが覗ける状態だとしたら、薄気味悪さと安全性に不安が付きまとってしまいます。最近は高齢者を狙った犯罪も増加してきているので、そのあたりは特に注意が必要です。
親の見守りカメラを選ぶ際は、まず十分に下調べをして情報を集め、親の了承を得てから機器を購入することが大きなポイントです。
そして価格は安い高いではなく、安心できるメーカーのカメラを選ぶことがとても大事です。
見守りのその先は、もしもの時に駆け付けられるかどうかにかかってきます。
異常を感じた時に、駆け付けられる家族がいない場合の対策も考えておかなければなりません。
もしもの時の対応までを含めた見守りができて、初めて安心と安全が担保できたと言えます。
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