もしもあなたに離れて暮らす高齢の親がいて
持病があったり
足腰が弱ってきていたら
元気にしているだろうか
変わったことはないだろうか
…と、安否がいつも気になっていると思います。
そして一人暮らしで持病を持っていたら、カメラによる見守りを、一度は考えたことがあると思います。
もしもの時に気づいてあげられなかった時、ほんとに後悔してしまいますから。
カメラによる見守りは、ポットの使用量や人感センサーによる見守りと違って、映像でダイレクトに生活の様子がわかるのが一番の特徴です。
今は量販店やAmazon、楽天などでペット用の見守りカメラが簡単に手に入る時代です。
それでもセコムやアルソックなどのセキュリティー会社の見守りは一定の需要があります。(郵便局の見守りや、自治体の高齢者見守りでもアルソックやセコムを利用しているくらいですから)
特にアルソックは「アルボeye」という2種類のIPカメラを導入し、高齢者の見守りに力を入れています。(セコムはカメラや映像以外の見守りに力を入れています)
そこで、今回はアルソックの見守りカメラについて、どの点が優れているのか、どこに違いがあるのか調査してみました。
見守りカメラを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
アルソックの見守りカメラの特徴
アルソックの見守りカメラ「アルボeye」は、センサー付きカメラによる見守りです。
(出典:アルソックホームページより)
費用は月額2000円と2500円(いずれも税別で機種によって価格が違います)、緊急時の駆けつけを依頼できるサービスとしては、非常にリーズナブルな価格設定となっています。機器の分割払いが終わる3年目以降は月額1000円で利用できます。
画像と音声で見守り
カメラにはスピーカーとマイクが内蔵されているので、設置カメラのスピーカーを使って声をかけることができます。たとえば、発作の心配がある時、心配になった時に声をかけることが可能。
またマイク機能を使ってカメラに向かって話しかける音声動画を見ることもでき、見守る側、見守られる側の双方向で通話ができるようになっています。
もしもの時や心配になった時、画像で異常に気が付いた時などに、声かけできるのはいいですよね。
そして必要があればアルソックに駆けつけを依頼できるので、もしもの時も安心です。
赤外線温度センサーが内蔵で熱中症対策
アルソックのカメラは赤外線温度センサーが内蔵されているので、設置場所の温度が一定以上になった時、メールで通知を受け取ることができます。
部屋の温度が高温になった場合、エアコンを使うよう声掛けすることができるので、熱中症対策にもつながります。
高齢になると暑さや寒さを感じにくくなり、真夏の暑い時期は熱中症で体調をくずす高齢者も多くなるので活用できる機能ではないかと思います。
暗闇にも対応したオールインワンIPカメラ
アルソックの見守りカメラは2つのレンズを使っていて、夜間は自動的に赤外線レンズに切り替わります。
暗闇でも映る赤外線LED付なので、昼夜に関係なくいつでもスマホやタブレットから映像を見る、撮る、カメラを操作することが可能です。
異常を感知するとメールが届く
設置したカメラからの映像を、スマートフォンなどで確認することができ、カメラ内蔵のセンサーが異常を感知すると画像付きのメールが配信されます。
これはアルソックの職員が手動でメール配信するわけではなく、カメラの設定で異常を感じた場合に自動的に配信されるものです。
アルソックの見守りカメラ「アルボeye」の画像は、見守る側、見守られる側の双方向のみの通信で見守りを行い、プライバシーが守られるようになっています。
ALSOK(アルソック)からは映像の閲覧ができないようになっているので、駆けつけが必要な場合は、アルソックに依頼してはじめて出動する、という流れになります。(1回につき3000円税別の駆けつけ料金がかかります)
アルソックのカメラは単体購入も可能
アルソックの見守りカメラ「アルボeye」は、ホームページよりカメラのみを単体で購入することもできます。
その場合、緊急時のアルソックの駆けつけは依頼できません。
また、みまもりカメラ購入後に月額サービスの申し込みはできないので、機器を導入する際は、ガードマンによる駆けつけサービスもお願いするかどうか、よく検討してから決めることが大事です。
アルソックの見守りカメラ、他社との比較
ホームセキュリティ最大手「SECOM」、介護保険にも対応した「みまもりCUBE」、パナソニックの「ホームネットワークシステム」、DBPOWERの「ネットワークカメラ」の4タイプの見守りカメラを比較してみました。
外国製の見守りカメラは安価なものが多く出回っていますが、個人的にはあまりお勧めしません。
映像や音声を視聴するのに、いったん海外のサーバーを経由しなければならないものなどが多くあるからです。
サービスを選ぶ際はそのような点もよく吟味して選ぶことをお勧めします。
今回取り上げた見守りカメラについては、特徴、画素数、マイクスピーカーの有無、温度センサーの有無、夜間撮影、そして価格も含めて比較しています。
カメラでの高齢者見守りセコムの場合
ホームセキュリティ最大手「SECOM(セコム)」では、カメラによる見守りは現在のところ行なっていません。(2019年2月確認)
数年前まではセコムも画像監視システムというカメラによる見守りにも対応していましたが、現在はカメラによる見守りには対応していないとのことでした。プライバシーを重視しての方針のようです。
その代わり「マイドクターウオッチ」や「マイドクタープラス」など、新しいタイプのみまもりを提供しています。
パナソニックの「ホームネットワークシステム」
パナソニックから発売されている「ホームネットワークシステム」。
画素数が3万画素で少し荒いのですが、スマートフォンとの連携は大前提なので、プライベート情報が筒抜けになる可能性のある海外メーカーは避けたいという方におすすめです。
「ホームネットワークシステム」はどちらかというと、防犯や警備を主眼にしたタイプのカメラといえます。
Lefunの「ネットワークカメラ」
安価で高画質、性能もよいと評判は高いのですが、映像と音声が一度海外のサーバーを経由するので、気持ちが悪いという方もあります。
マイクとスピーカーは内蔵されていますが、スピーカーの音量が非常に小さいので会話は難しいかもしれません。
介護保険にも対応した「みまもりCUBE」
通信はNTTドコモの回線を利用するので、インターネット環境がなくても利用できるのが一つの特徴です。
映像の中の指定場所にモザイク処理を施せるので、プライベートに配慮することもできます。
徘徊などで利用できる、介護保険適用プランもあります。
※録画時間は保存する画像の大きさによって変動することがあります。
(交互に話すプレストーク方式となります)温度センサー:なし夜間撮影:あり
月額利用料: 3900円(参考価格)
みまもりカメラは安心を買おう
みまもりカメラ、ネットワークカメラは、海外製の安価な商品も多く出回っています。
カメラの価格、月々のランニングコストだけで見るのであれば、外国製の安いものにはかないませんが、怪しいアプリを使用したり、海外のサーバーを経由して画像や音声を受け取るというのは、個人的には不安を感じてしまいます。
プライバシーを映すものであるだけに、個人的には安心できるメーカーのサービスを選ぶのが一番だと感じます。
また、見守りにはその先があります。
緊急の時、もしもの時に対応できるかという問題です。
離れて暮らす、親の見守りカメラを買うのであれば、あんしんも一緒に購入する意味でも、セキュリティ面もしっかり視野に入れて選ぶことが大切だと思います。
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