アルソック(ALSOK)の「みまもりタグ」は高齢者見守りサービスのひとつ。
みまもりタグを身に付けた人の位置情報履歴を収集しスマホなどで確認できるので、認知症の初期や、運動機能の低下がない時の徘徊にとても役立ちます。
Bluetoothの無線機能を使った「みまもりタグ」を身につけることで、過去にいた位置情報の把握が可能になるため、不意な外出というアクシデントが起こっても早期発見できます。
見守りタグのメリットは、認知症の初期など本人の気持ちを尊重しながら、さりげない形で見守ることができるところ。
GPSを使った見守りサービスと比べるとかなり料金が安いのも特徴のひとつです。
というわけで、今回はアルソックの見守りサポートのひとつ「みまもりタグ」について、どんな見守りサービスで、どんな仕組みになっているのか、またGPSを使った位置情報サービスの高齢者見守りとはどこが違うのかまとめてみました。
アルソック「みまもりタグ」のしくみと利用料金
ALSOKの「みまもりタグ」は、重さ14gの小型で軽量の見守り端末。
Bluetooth(ブルートゥース)を使った「位置検索タグ」です。
小型の端末を身につけることで、過去にいた位置情報を把握することができます。
BluetoothはGPS端末と違ってほとんどバッテリー(内臓電池)を使わないので電池寿命が長く、小型化できるというメリットがあります。
電池交換は1年に1回、GPSと違って充電は不要。
ただ、Bluetoothの電波の受信は約20m四方程度なので、対象者の行動範囲の各所に受信機を設置しなければならなくなります。
GPSなら衛星の信号をキャッチできる場所であれば現在地が特定できますが、その点をクリアしたのがスマートフォンやタブレットにインストールしたアプリです。
アプリを持つ人とすれ違うことでわかる位置情報
みまもりタグはGPSを使った端末と違って、「みまもりタグ」を持っているだけでは位置情報を知ることができません。
そこで着眼されたのが急速に普及したスマートフォンのアプリを使った受信システムです。
このタグは建物に設置された感知器、そして「みまもりタグアプリ」をインストールしたスマートフォンやタブレット端末を持った人が近くにいることで位置情報の履歴がわかるシステムになっています。
あらかじめタグアプリをダウンロードしたスマホやタブレット端末が、Bluetoothの信号をキャッチする感知器の役目をしているというわけですね。
そのため、多くの人がみまもりタグアプリをスマートフォンにダウンロードして、初めて成果が出るという仕組みになっています。
人口密度の低い、人の行き来の少ない過疎地などでは利用(導入)が難しいのも課題の一つです。
地域と連携した高齢者の見守り
アルソックのみまもりタグは、地域と連携してその開発に取り組んだ商品でもあります。
発売前の段階で、香川県さぬき市、神奈川県横浜市(実験終了) などでも守りボランティアを募り、実証実験がおこなわれました。
現在では多くの自治体が高齢者の見守りとして「見守りタグ」のシステムを導入しています。地域との協力を得ることができれば画期的な仕組みですよね!
ただ、タグアプリをダウンロードしているスマホ(地域の協力員)は、常にBluetoothを「ON」にしておかなければならないので、バッテリーの消費に影響が出るというところもあるようで、この点が課題の一つといえます。
✔離れて暮らす家族を見守る
✔必要なサービスのみ選べるので経済的
✔ 待機拠点も多く駆けつけにも安心の対応
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「ALSOKみまもりタグ」のお知らせ機能
アルソック(ALSOK)の「みまもりタグ」はお知らせ機能があるので、外出時などに家族との距離が一定以上離れるとアルソックからメールで通知が入ったり、スマホアプリをダウンロードしているボランティアに捜索協力を依頼したりもできます。
もちろん位置情報が知りたい時に、現在地ではありませんが位置情報の履歴から狭い範囲で捜索することが可能になり、タグアプリをダウンロードしているボランティアの協力も得るられるというしくみです。
まさに地域と連携した見守りです。
使いやすいみまもりタグ専用靴
「ALSOKのみまもりタグ」は杖やバックに取り付けることもできますが、さらに携帯しやすいよう、みまもりタグを収納できる専用の靴もあります。
外出用の靴をこの靴にしておけば、置忘れの心配がないので、安心です。
よく考えられていると思います。
みまもりタグの利用を検討するなら
お住まいの地域が利用できる該当地域であるか、また感知器の設置数やアプリダウンロードのボランティアの協力状況などは直接の問い合わせとなります。
その為、みまもりタグの利用を検討したい、どんなものか詳しく知りたい場合、まずは資料請求してみることをお勧めします。
ALSOKのみまもりタグとGPS端末の比較
見守りタグとGPS端末、どちらもメリットデメリットがあります。
両者の違いを簡単に比較してみました。
ココセコムの料金は、【加入料金】と【月額料金】、また位置情報をオペレーターに依頼した場合【位置チェック料金】が1回ごとに220円かかります。
見守りタグとの決定的な違いは、ココセコムの場合、緊急時にセコムの隊員が駆けつけるサービスも利用できる点です。
<<ALSOKみまもりタグとGPS端末の比較>>
みまもりタグ | ココセコム | |
利用サービス | Bluetooth | GPS端末 |
電波の受信範囲 | 20m四方程度 | 衛星の受信範囲 |
位置情報 | 過去の位置情報の履歴がわかる | 現在地がわかる |
電池(バッテリー) | 電池交換は1年に1回 | 1回のフル充電(約2時間)で最大240時間 |
重量 | 小型軽量(14g) | バッテリー含む53g |
みまもりの程度 | さりげなく見守る | 位置情報を把握する |
加入料金 | なし | 4400円 |
位置チェック料金 | なし | ・専用アプリの場合基本料金に含む ・オペレーター対応220円/1回 |
緊急時の駆けつけ | なし | あり(有料)11000円/1回 |
※ココセコムはインターネット申し込み割引あり。
※ココセコムは郵送での申し込みの値段は4950円(税込み)
※料金は2023年1月現在の料金ですが必ずご自身で再度確認願います。
alsokみまもりタグ、GPSの見守りとの違いまとめ
アルソックのみまもりタグについて、サービスの内容と仕組み、またGPSの位置情報検索システムを使った見守りの違いについてまとめてきました。
いかがでしたか?
ALSOKの見守りタグはBluetoothを使った、過去の位置情報の履歴がわかるサービス。
GPSを使った端末は現在地がはっきりとわかる位置情報サービスです。
どちらもメリットデメリットがありますが、みまもりタグは地域全体で高齢者を見まもるというボランティア(タグアプリをダウンロードしてくれる協力者)が必要なことが大きなポイントとなります。
みまもりタグの利用を検討したい、どんなものか詳しく知りたい場合、まずは資料請求してみるとよいでしょう。