ホームセキュリティの最高ブランド、セコム(SECOM)も離れて暮らす親の見守りに力を入れています。
以前からあった「マイドクタープラス」を「セコムのみまもりホン」としてリニューアルし、スマホ型の見守り端末として進化させました。
セコムの「みまもりホン」は高齢の親の見守りに特化し、位置情報、安否確認、駆けつけなど便利な機能と使いやすさ、手軽な料金がポイントとなっています。
今回は、そんなセコムの「みまもりホン」が選ばれる理由について、便利な機能、料金、そしてどんな人におすすめか、また評判はどうか、問題点も含めてご紹介したいと思います。
セコム「みまもりホン」の料金は高い?
セコムは日本国内トップのホームセキュリティ会社。
ブランド力の高さから「料金が高いのでは?」と思われがちですが、それは単なるイメージに過ぎないようです。
スマホ型の見守り端末、アルソックの「まもるっく」とよく比較されますが、
●毎月無料通話料金が27分含まれること
●他社に比べ通話料金が安く設定してあること
●救急通報による自宅への駆けつけが無料
●スマホ・PCからの位置情報検索が無料
など、トータルで料金を比べると、かなりお得な料金に設定してあることが分かります。
セコム「みまもりホン」 | アルソック「まもるっく」 | |
月額利用料金 | 2,420円(税込み) | 1870円(税込み) |
加入料 | 11,000円(税込み) | 6600円(税込み) |
追加料金 | 無料分を超える通話料金 16円(税別)/30秒ごと | 無料通話分は無し 20円(税別)/30秒ごと |
駆けつけ | 緊急時の自宅への駆けつけ 無料 外出先:11000円/1回1時間 | 自宅への駆けつけ対応しない 外出先:6600円/1回1時間 |
位置検索料金 | スマホ・PCからは無料 | 1回毎に5円 |
セコムの「みまもりホン」にできること(機能)
離れて暮らす親が心配…一緒に住むことはできないけれど、万が一の時にすぐに駆けつけ、助けてくれる見守りサービスがあったら…。
セコムはそんな思いにこたえ、携帯電話機に「見守り」と「駆けつけ」を加えた端末を作りました。
「みまもりホン」の契約を行うことで、携帯会社を通さずスマホ型の電話機としても使えます。
そんなセコムの「みまもりホン」にできることを、詳しく説明していきますね!
…その前に、まずはこの動画をご覧ください。
— みまもりホンの特徴6つ —
●緊急時、自宅・外出先にセコムが駆けつけてくれる
●みまもりホンの位置情報をスマホやPCから無料で確認できる
●医師や看護師などに24時間、無料で電話健康相談できる
●2パターンの安否確認ボタン
●スマートフォン通信(49件まで登録可能)と毎月27分の無料通話
●家族からの依頼でも駆けつけてもらえる
緊急時、自宅・外出先にセコムが駆けつけてくれる
急な発作や具合が悪くなった時など、「みまもりホン」上部のひもを引くことで、セコムに救急通報できます。
サポートセンターとはハンズフリーで話すことができ、状況に応じて119番通報。また要請があればセコムの隊員がGPSの情報を基に現地に駆けつけてくれます。
セコムのみまもりホンが選ばれている理由のひとつに
緊急通報で利用者本人からの要請があった場合、自宅への駆けつけは無料という点があります。
外出先への駆けつけは有料(11000円/1回1時間ごと)ですが、自宅の場合、料金は無料です。
万が一の場合にセコム隊員が宅内に入れるよう鍵を預ける場合も、預けるカギはその場で利用者の印鑑で封印し、厳重に管理するなどマニュアルが徹底されています。
セコムの待機拠点は全国に2600箇所あり、迅速に駆けつけてもらえるのも安心のひとつ。
また通報がはいると、緊急連絡先に登録したアドレスへ、セコムから状況と位置情報の連絡が入ります。
利用者本人に駆けつけの判断ができないときでも、家族からの要請で駆けつけ対応してもらえるのでとても心強いです。
※心配なので見に行って欲しいといった家族からの依頼による駆け付けにも対応。その際は有料(11000円/1回1時間ごと)となります。
■アルソック「まもるっく」との比較
「まもるっく」では、駆けつけは外出先のみ対応。
駆けつけの費用はすべて有料(6600円/1回1時間ごと)となっています。
自宅への駆け付けが必要な場合はホームセキュリティ「見守りサポート」への加入が必要です。
みまもりホンの位置情報をスマホやPCから無料で確認できる
セコムの「みまもりホン」にはGPS機能が搭載されているので、「無事に帰り着いたかな…」など、ちょっと心配になった時でも、スマホのアプリやパソコンから位置情報を検索することができます。
スマホやパソコンからの位置情報検索は無料。
(引用元:セコム)
セコムのオペレーターに電話で聞くこともでき、その場合は有料(220円/1回)。
認知症の傾向がみられたり、徘徊が心配される場合、何度でも無料で位置検索ができるのは心強いですよね。
■アルソック「まもるっく」との比較
「まもるっく」もgpsが搭載されているので位置検索ができます。
スマホやPCから位置検索サービスを利用する場合は有料(5.5円/1回)です。
スマホアプリはないので、専用サイトに毎回ログインすることで利用できます。
医師や看護師などに24時間、無料で電話健康相談できる
セコム「みまもりホン」には電話健康相談サービスがついていて、24時間、365日、医師や看護師などに体調や健康面での相談ができます。
時間にしばりがないので、夜間や緊急時にも対応してもらえるのでこの点は安心です。
2パターンの安否確認ボタン
(引用元:セコム)
セコム「みまもりホン」には「あんしん連絡」と「安否確認」という2種類の安否確認ボタンが用意されています。
便利なのが「あんしん連絡」ボタン。
あらかじめ決めておいた時間に「連絡ください」「元気にしています」のボタンが表示され、連絡して欲しい時に「連絡ください」ボタンを押せばいいので、ストレスなくコンタクトが取れます。
見守る側も、都合のいい時間に電話を入れることができ、お互い無駄に気を遣わなくて済むので助かりますよね。
また、カケホーダイなどの無料通話プランに加入している側から電話を入れることで、親の通話料の負担が軽くなります。
「連絡ください」ボタンはとても良いアイデアだと思います。
■アルソック「まもるっく」との比較
「まもるっく」には安否確認ボタンのサービスはありません。
スマホの通話料金と無料通話分について
セコム「みまもりホン」は、毎月27分ぶんの通話が無料となります。
金額に換算すると950円分の無料通話が含まれているのと同じです。そう考えるとかなりお得ではないでしょうか。
通話登録できる電話番号は49件。これだけあれば家族、友人、デイサービスなど必要な連絡先はほぼ登録できるはずです。
27分を超える通話に関しての通話料金は 30秒ごとに17.6円(税込み)が携帯会社から請求されます。
■アルソック「まもるっく」との比較
「まもるっく」には無料通話ぶんの設定はありません。
通話料金は、30秒ごとに20円(税別)
SMSの利用は1回毎に3円(税別)の利用料金が発生します。
通話登録できる電話番号は7件までです。
※通話、SMS、位置検索料金については、合計金額に別途消費税が加算されます。
みまもりホンの解約について
みまもりホンは、利用開始から2年契約で、その後1年おきの自動更新となりますが、契約期間途中で解約した場合でも、解約金は発生しません。
ここはセコムのすごいところだなぁと思います。
もちろん加入料は1万円ほどかかりますが、それを差し引いてもお客さまファーストだなと感じました。
これは勝手な想像でしかありませんが、万が一のことがあって利用者が亡くなり「みまもりホン」が不要になった場合、以降の料金を払い続けることのないよう、配慮されているのではと考えるからです。
このような配慮が、トップブランドといわれる所以ではないでしょうか。
■アルソック「まもるっく」との比較
まもるっくの場合、2年以内の解約は機器代金の残額を支払うことになります。
月額サービス料(税を除く)×解約月のよく月から起算して満了までの月数×0.33
また解約日を記載した書面を、30日前までにALSOKに通知する必要があります。
セコムの資料請求してわかったこと
webで資料請求したら、2日後には資料が手元に届きました。
アルソックにも同時に資料請求して、同じ速さで対応してもらえました。
さすが迅速な対応がウリのセキュリティー会社だと改めて実感。
資料請求ひとつにしても、これだけ素早く対応してくれることを考えると、緊急時の対応も想像できますよね。
セコムの「みまもりホン」はこんな人におすすめ
みまもりホンをおすすめする人は
●これからスマホを持たせようと思っている一人暮らしの親ごさん
●持病があったり足腰が弱ってきて何かあった時に不安だと考えている方
既にスマートフォンを持っている方は、スマホを2台持つことになってしまうので、不経済かもしれません。
でも、これからスマホを持とう、持たせたいと考えているなら、料金的にも見守り的にも、安心材料の一つになるのではないでしょうか。
27分間ぶんの無料通話も入っていますし、なにより駆けつけに関しては自宅にも、外出先にも対応しています。しかも緊急通報での自宅駆けつけは無料です。
「いくら電話してもつながらないので見に行って欲しい」といった、家族からの要請にも対応してもらえるところも、離れている家族には安心のサービスです。
外出先への駆けつけ、家族の要請による駆けつけは1時間ごとに11000円の料金がかかりますが、遠慮なく頼めることを考えると、やはりメリットといえるでしょう。
セコムには「親の見守りプラン」というホームセキュリティーサービスもあり、どちらが良いか決めかねる方もおられるかもしれません。
その時は「自分の親の場合、どんな見守りが必要か、どこを手厚くしたいか」という点に、焦点をを当てて決めていくと、ふだんの生活をサポートできると思います。
セコム「みまもりホン」が選ばれる5つの理由
セコムは一見高そうなイメージがあるけれど、内容をよくよく精査すると、高そうに感じるのはただのイメージに過ぎないんだなと感じました。
セコムのサービスが選ばれているには、やはり理由があります。
— セコムが選ばれる5つの理由 —
1.トップブランドとしての経験と実績が豊富であること
2.全国2600か所以上の拠点を持っていること
3.プランごとの対策が細やかで行き届いていること
4.トータル的に見て価格が抑えられていること
5.丁寧なヒアリングを行い、利用者の希望を優先してくれるところ
中でも、トータル的に見て価格が抑えられている部分に関しては、今回アルソックとの比較でより強く感じました。
「みまもりホン」と「まもるっく」を料金だけで比較すると、500円セコムの方が高いことになります。
ただ、無料通話27分ぶんをお金に換算すると950円となり、無料通話を超えた通話に関しても30秒につき4円、セコムの方が安い計算です。
数円単位の差ですが、積み重なると大きくなるのでバカにできません。
更に、自宅への駆けつけにも対応していて緊急通報の場合は無料で自宅に駆けつけてくれることを考えると、とても高いとは思えません。
結局はセコムとアルソック、どちらがいい・悪いというのではなく「どのような見守りが必要か」という点に絞られると思います。
今必要な見守り、これから必要になるであろう見守りについて、よく考えて決めることが大事です。
資料を取り寄せるときは1社に絞らず、何社か請求し比較してみるのがおすすめです。
資料請求ひとつでも会社の姿勢が分かるので比較のポイントにするといいですよ!