認知症の親にGPSを持たせるの、至難のワザですよね。
たとえ認知症であっても、健康なお年寄りは足腰がしっかりしているのであっという間に予想外の遠出をしてしまいます。
認知症用の徘徊QRシールなども販売していますが、サービスを知らない人も多かったり、厄介ごとに巻き込まれたくないという風潮もあってなかなか浸透していません。
そこで徘徊老人の位置情報を知るのに便利なのがGPS端末です。
靴につけるGPSや、GPS機能のあるリストバンド、GPSキーホルダーなど様々なタイプがありますが、今回はネックレスタイプのGPSについてご紹介していきます。
この記事では
・認知症の徘徊対策に使えるGPSネックレス4種
・認知症対策としてのGPSネックレスは介護保険の対象になるのか
・認知症のお年寄りにGPSネックレスを持たせるときの注意点
などが分かります。
認知症の徘徊対策に使えるGPSネックレス3種
認知症の徘徊対策で使われているGPSネックレスは、GPS端末とネックレス部分を別々に購入するタイプがほとんど。たとえば、アップルウォッチの本体部分をペンダントヘッドにするような感じです。
首から下げるタイプだと落下のリスクがありませんし、今は外観も素敵なものが販売されています。
これはお守りだから、必ずつけてね!と言って持たせる方もおられるようで、特に女性の高齢者はアクセサリーのようにして身に着けておられますよ!
Apple Watch対応 のネックレスタイプ
Apple Watch対応 | HiPai ネックレスアダプターペンダント|
対応機種 | iWatchシリーズ8/7/6/5/4/SE用 |
サイズ | 44mm ✕ 45mm |
素材 | ステンレススチール |
ウィートチェーン | 幅3mm、長さ32インチ ウィートチェーンリンクネックレス ※ロブスタークラスプ付き |
交換 | 取り付け、取り外しは簡単 時計にスライドするだけ |
Apple Watch(アップルウォッチ)に対応したネックレスアダプターペンダントがこのタイプ。
造りがしっかりとしていてチェーンタイプなので耐久性があります。取り付けもスライド式で簡単です。
チェーンを通す箇所が2つあり(ダブルループ)身に着けていて安定感があります。
チェーンを通す箇所が1つのタイプは2000円台で販売されていますが、ペンダントヘッドがブラブラするので使うなら安定性のあるダブルループのこのタイプがおすすめです。
※Apple Watchは別途購入が必要です。
Bewinner GPSネックレストラッカー
子供用 GPS | Bewinner GPSネックレストラッカー |
対応機種 | ※GPS一体型 SIMカードが必要 |
サイズ | 縦38mm 厚み12mm |
電池 | 1 CR5規格 電池(付属) バッテリー容量:500mAh。 |
重さ | 113グラム |
特徴 | GPS一体型なのでペンダントヘッドのみで使用 SIMカードは別途契約が必要 |
Bewinner GPSネックレストラッカーは子供用のGPSネックレスとして販売されているものですが、高齢者の徘徊対策としても使えるアイテムです。
このタイプはアップルウォッチと違って端末費用が安価で、データ通信料金の安い会社と契約すれば比較的安く使えます。
サイズもコンパクトでGPSっぽくないところもポイントではないでしょうか。
ただ国内メーカーの商品がないので海外製品となるのがちょっとだけネック。
かなり小型でデザイン性もありますがチェーンはついていないので別に準備が必要です。
Apple Watch対応 のネックレス ペンダントラバータイプ
Apple Watch対応 | HiPai ネックレスアダプターペンダント|
対応機種 | Apple Watch Series7 6 5 4 3 2 1用 |
サイズ | 38mm 40mm 42mm |
ホルダー素材 | 100%無毒で非アレルギー性のシリコン |
特徴 | 衝撃に強いシリコン製のホルダー 交換が簡単で環境にやさしいゴム製 キーホルダーストらプと革製 |
販売サイト | Amazon |
jiantailong(JTlong88)のシリコンケース入り本革ネックレスホルダーです。
金属チェーンと違って肌のあたりが柔らかく、アップルウオッチのネックレスホルダーとして、またキーホルダーとしても使えるようなセットになっています。
ホルダーは伸縮性があるので脱着も簡単。100%無毒で非アレルギー性のシリコンでできており、繊細なストラップともマッチしています。
※Apple Watchは別途購入が必要です。
メタルペンダントネックレス、スマートウォッチMIストラップ
スマートウォッチMIストラップ | メタルペンダントネックレス|
対応モデル | MI ストラップ 5/6/4/3 |
サイズ | 44mm ✕ 45mm |
素材 | ラバー ステンレススチール メタル ローズゴールド シルバー |
サイズ | 周長60cm |
交換 | 取り付け、取り外しは簡単 |
スタイリッシュでアクセサリーのように身に着けることができます。
チェーンの長さも60㎝なので長すぎず短すぎず、首に絡まることもなく安心です。
チェーンタイプ以外にラバーペンダントタイプもあり、ラバータイプは首の後ろ部分で長さを調節できるようになっていてこちらも便利です。
※スマートウォッチは別途購入が必要です。
認知症対策としてのGPSネックレスは介護保険の対象になるのか
GPSネックレスは、Apple Watchのようなスマートウォッチ自体が介護保険の対象とならないため、介護保険の対象とはなりません。
それでも時計型やリストバンド型、ネックレス型などのウエアラブル端末は、荷物にならないので身に着けてもらえる確率が高いです。
GPS機能のない名前札の付いたペンダントなども販売されていますが、現在の位置情報を知るすべがないのが大きなデメリットです。
GPS端末は初期費用がかなり高額になるのがネックですが、費用の面がクリアできるのであればアップルウオッチのようなウエアラブル端末こそ高齢者に持ってもらいたいアイテムです。
GPS機能だけでなく、心拍数の測定、転倒検知機能、SOS発信、音声アシストなどの機能も備えているのでファッションとしてではなく、高齢者にとって実用性の高い端末と言えるでしょう。
認知症のお年寄りにGPSネックレスを持たせるときの注意点
認知症のお年寄りにGPSネックレスを持たせる場合、チェーンの長さは長すぎず短すぎずに注意します。
あまり長いと首に絡まったりする危険もあります。
私の母の場合はペンダントとして胸元の位置に収まるくらいのサイズがジャストでした。
何かの拍子に首からするっと抜けるでもなく、きゅうくつに感じるほどでもない、ほどよい位置を見つけると良いです。
持たせる時は「これはお守りだから大切にしてね」の一言を添えて着けてあげると分かってもらえます。
認知症の徘徊対策に使えるGPSネックレスまとめ
認知症の徘徊対策に持たせやすいネックレス型のGPSについてご紹介してきました。
いかがでしたか?
ネックレスタイプのGPSはいつも身に付けてもらえるので、女性の高齢者には取り入れやすいアイテムです。
SOS発信ができるものもあり、スマホのアプリから居場所がすぐに分かるのも助かりますよね。
ただ、高齢の親が迷子になってしまった時、家族がすぐに迎えに行けないこともあるかと思います。
万が一の時にすぐに隊員が駆けつけてくれるセコムやアルソックの駆けつけサービスがあると、とても心強いです。
セコムの「みまもりホン」は外出先からの緊急通報が入った場合でも、駆けつけは無料。(家族による要請にも対応していますが、この場合は有料です)
アルソックには「見守りタグ」や「まもるっく」というサービスもあります。
資料請求は無料なので、情報を集めておくのもいいかもしれません。
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