認知症の親にGPSを持たせるのは、とても大変ですよね。
認知症用に考えられたGPSには、GPSキーホルダー、GPSネックレス、靴につけるGPSなど色々なものがありますが、時計型のようなウエアラブルタイプは小型で日常的に使えることから、徘徊対策として注目されています。
認知症の高齢者が徘徊した時、リアルな位置がスマホアプリでスグに確認できるリストバンド型GPSについて、おすすめ機種、機能、料金、特徴も含めお伝えして行こうと思います。
この記事では
・認知症GPSとしてのおすすめリストバンド4種
・リストバンド型GPSは介護保険の適用になるのか
・認知症対策リストバンド以外のGPSの持たせ方
などが分かります。
認知症の徘徊にGPS付きリストバンドを取り入れる
ここ数年、シニア層の見守りに取り入れられるようになったリストバンド型GPS端末。
中には転倒検知機能が内蔵されているなど、離れて暮らす親に身に付けてもらうだけで遠隔見守りできるものもあります。
リアルな位置情報や行動が分かるだけでなく、簡単な操作でSOSの緊急通報発信ができるなどだんだん使いやすさも向上してきました。
スマートウォッチは、スマホと連動して使うタイプと、SIMカードを利用してスマートウオッチ単体で使えるタイプの2種類があります。
認知症の徘徊対策にはスマートウオッチ単体で使える方が便利なので、今回は単体で使えるものを中心に、10年間バッテリー交換なしのタイプも含めてご紹介します。
リストバンド型GPS【2PCS Smart】
商品名 | 2PCS Smart GpsリストバンドGPS |
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価格 | 販売サイトで確認 ※別途SIM利用料が必要 |
特徴 | ・24時間のリアルタイム追跡 ・データ通信用SIMを利用 ・SOSを送信でき着信に応答できる ・親の心拍数血圧などの健康機能をリモートで監視 ・高齢者専用に設計され大きなボタンで押しやすい ・バッテリー:480 mAh(充電時間約3時間) ・生活防水 |
販売先 | Amazon |
分かりやすい大きな2つのボタンという高齢者専用に設計されたシンプルな造りのリストバンド型のGPS。
SIMカードを挿入することで通信が可能となり、赤いボタンを長押しすると登録先の電話番号にSOSの緊急通報をSMS送信できます。
親の心拍数血圧などの健康機能をリモートで見ることができたり、生活防水機能があるのでシャワーや洗濯、雨にぬれたりする心配も不要です。
このタイプとはとても人気で、現在は入荷待ちの状態です。
4G対応 腕時計型の見守り機能付きGPS
商品名 | キッズ腕時計型お見守りスマートフォン | 4G対応 myFirst Fone R1マイ ファーストフォンアールワン
価格 | 26,980円 ※SIMデータ通信月額980円(税別) ※最初の3ヵ月は月額料金 無料 |
特徴 | ・データ通信用SIMカード付 ・4G LTE通信対応 ・GPSトラッカー ・ビデオ通話、音声通話 ・専用アプリでビデオ通(MP3))可能 ・歩数計、200万画素前カメラ、アラー ・バッテリー:580 mAh ・IPX7防水構造 |
シンガポール発の子供の見守り用に作られた腕時計型のスマートフォンです。
SIMカードを使ったデータ通信で、見守る側のスマートフォンとリアルタイムでビデオ・音声通話が可能。
腕時計型ですが、ベルト部分を外してGPSキーホルダーのようにして使うこともできます。
格安SIMなど、通信料金の安い通信会社を選べば月額の料金は200円程で、とても安く運用できます。
商品説明では48時間のバッテリー容量があるよう記載されていますが、48時間は持たないという声があるので、毎日の充電は必要と思っておいた方が良いでしょう。
高齢者に時計のように身に付けてもらいながら、GPSで位置情報を把握でき、場合によっては見守る側のスマホと通信やビデオ通話ができます。
子供用の見守りに開発されている商品なので機能も限定されており、使い方も簡単でシンプル。
認知症のGPSリストバンドとしても使いやすいかもしれません。
✔ GPS機能で居場所が分かる
✔ 時計型でキーホルダーにも!
✔ ビデオ通話、音声通話可能
\割引クーポンあり/
myFirst |公式サイト
みまもーら:10年間バッテリー交換なしのGPSリストバンド
商品名 | みまもーら |
価格 | 初期費用:4800円 月額料金:1500円 |
特徴 | ・シリコンバンド ・10年間バッテリー交換不要 ・重さ30gのシリコンバンド ・電波は最長10㎞飛ぶ |
公式サイト | http://www.mimamora.com |
高齢者の見守り機器として開発されているのがリストバンド型のGPS「みまもーら」です。
身に付けるだけという超シンプルな造りで、10年間バッテリーの交換不要という点も画期的でな商品。
機器はシリコンバンドになっていて、画面などはなく、防水性にも優れているので、入浴時でも就寝時でも日常的に装着してもらうことができます。
徘徊が心配される時は、家族のスマホアプリを使って徘徊者の現在地情報を確認できます。
現在出荷が見合されているようですが、興味を持たれた場合は公式サイトから問い合わせしてみられてはどうでしょうか
リストバンド型のGPSは介護保険の適用になる?
リストバンド型のGPSは、現在のところ介護保険の適用商品は見当たりません。
ただ、介護保険を使えるGPS端末は機器本体も、また月額利用料も高めに設定してあるものばかりで、子供用の見守りGPSの方がかなり安いのが現状です。
介護保険が適用される商品と、市販品の比較一例は以下の通りで、10倍~30倍の価格差があります。
商品名 | 【 介護保険適用品】 ドコモのGPS (iTSUMO) 引用元:iTSUMO | 【介護保険なし】 FamilyDot (ファミリードット) | 【介護保険なし】 soranome (そらのめ) |
料金 | 初期費用:10,000円 月額料金:12,000円 ※2年間の総額:298,000円 | 9,900円買い切り 月額料金:なし ※2年間使い放題9900円 | 本体:14,520円 初期費用:3,300円 月額料金:539円 ※2年間の総額:30,756円 |
介護保険 | 介護保険適用 初期費用:0円 月額料金:1500円~2000円 ※2年間の総額:36,000~48,000円 | ||
特徴 | ・リチウムイオン電池 400mAh ・2~3日に1回充電 ・通知ボタンあり ・別売りのGPS専用靴あり ・簡易防水機能 | ・リチウムイオン電池 800mAh ・複数人で見守れる ・IP65準拠の防水性能 | ・リチウムイオン電池 700mAh ・バッテリー最大1週間 ・通知ボタンあり ・複数人で見守れる ・IP55準拠の防水性能 |
販売先 | iTSUMO 公式サイト | FamilyDot 公式サイト |
認知症GPSリストバンド以外の持たせ方
認知症の親は自分自身が認知症という意識がなく、また現役時代にバリバリ仕事をこなしていた方は特に認めてはくれません。
そのためGPSを身に付けてもらうのはとても大変です。
良く取り入れられている方法が以下の5つ。
中でもリストバンド型は自然な形で身に付けてもらえるのが特徴です。
・カバンにアクセサリーとしてGPSキーホルダーを付ける
・歩行器にGPSキーホルダーを付ける
・介護杖にGPSキーホルダーを付ける
・靴底や靴の甲部分にGPSを設置できる専用靴を使う
・リストバンド型のGPSを時計として身につけてもらう
お守り袋を作り、バックのチャームやGPSキーホルダーとして持たせたり、
100均商品を加工してベルトにマジックテープなどで装着する方法など、みなさんそれぞれ工夫なさっています。
靴底や靴自体にGPSを付けたり、さまざまな方法がありますが、リストバンド型のウエアラブル端末は、老人にこそ使ってほしい機器のひとつです。
認知症GPSリストバンドまとめ
認知症の徘徊対策に持たせやすいリストバンド型のGPSについてご紹介してきました。
いかがでしたか?
リストバンド型はいつも身に付けてもらえるので、腕時計をする習慣のある高齢者には取り入れやすいGPSです。
SOS発信ができるものもあり、スマホのアプリから居場所がすぐに分かるのも助かりますよね。
ただ、高齢の親が迷子になってしまった時、家族がすぐに迎えに行けないこともあるかと思います。
万が一の時にすぐに隊員が駆けつけてくれるセコムやアルソックの駆けつけサービスがあると、とても心強いです。
セコムの「みまもりホン」は外出先からの緊急通報が入った場合でも、駆けつけは無料。(家族による要請にも対応していますが、この場合は有料です)
アルソックには「見守りタグ」や「まもるっく」というサービスもあります。
資料請求は無料なので、情報を集めておくのもいいかもしれません。
✔離れて暮らす家族を見守る
✔必要なサービスのみ選べるので経済的
✔ 待機拠点も多く駆けつけにも安心の対応
※無料の資料請求はコチラ
※タップするとアルソックのページに移動します。