老人向けシェアハウス 北欧などに多いグループリビングという選択肢

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シェアハウス、ルームシェアというと学生や若い世代のイメージですが、北欧などでは「グループリビング」といって、老人シェアハウス高齢者向けシェアハウス)のようなスタイルも多く見られます。

老人シェアハウス

もともとシェアハウスは、各居室でプライベートは押さえつつ、キッチンや風呂、トイレなどを他の居住者と共有するタイプの住居スタイル。

若い世代は家賃を低く抑えるためのルームシェアが主流ですが、高齢者の場合はずいぶん意味合いが違っています。

単に家をシェアするだけにとどまらず、各々が自立した生活を送りながら入居者同士互いに協力し支え合う新たな暮らし方のひとつで、規則に縛られる高齢者施設とも、孤独な一人暮らしの住宅とも違う「グループリビング」という形態です。

言葉を変えると、自分でできることは自分で行なう自立した暮らしと、仲間や地域とかかわりつつ、お互い助け合い協力しながら生活する「共生」という暮らし方であるともいえます。

「グループリビング」は住まいとして制度化されていないので、運営主体や住居でのルール、費用、コーディネーターの有無などの定めはありません。

神奈川県の湘南にある「COCO湘南台」のようなグループリビングから、NPO法人、社会福祉法人、民間企業、個人が運営するものまで様々です。

というわけで、今回は老人向けシェアハウス「グループリビング」について、メリット・デメリット、住む際の注意点も含めてご紹介したいと思います。

神奈川、東京など各地にある「グループリビング」「高齢者向けシェアハウス」もあわせてご紹介したいと思いますのでよければ参考になさってください。

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グループリビングとは

「グループリビング」とは
一人暮らしや高齢の夫婦などが数名(6~9名ほど)集まり、1つ屋根の下で助け合いながら暮らす住まい方。

子供や家族という枠にとらわれず、友人や近隣の住人とのつながりを大切にしながら各種の地域支援サービスや社会福祉サービスを積極的に活用して、複数の仲間と助け合い、協力して生活していくスタイルです。

居室
洗面、トイレ、ミニキッチンを備えた質の高いスペースに作られているところが多く見られます。

食事
主婦などがケースワーカーとなり、調理を担当しています。

共用スペース
プライベート空間としての居室と、皆で使用するリビングやキッチン・ダイニングなどから成り、共用部分の掃除や食事などの細かなルールは各ホーム毎に話し合って決めていきます。

グループリビング

日本で高齢者グループリビングへの取り組みが始まったのは1990年に入ってから。その先駆けとなったのが「COCO湘南台」などの施設です。

運営は、NPO法人によるもの、社会福祉法人、民間企業、それこそ個人が運営するものまで様々です。

※2005年から財団法人JKAがグループリビングの建設事業費に助成を行っています。財団法人JKAによる助成金で2005年に4棟、さらに2006年に3棟完成し、2018年度までに助成金を活用した「高齢者生き活きグループリビング」が15棟完成しています。

「サ高住」と「グループリビング」の違い

プライベート空間と共用部分が分かれている高齢者住宅というと「サ高住(サービス付き高齢者住宅)」も「グループリビング(高齢者シェアハウス)」も一見同じように思えてしまいますが、大きな違いがあります。

もっとも明確な違いは
法律の定めがあるかないかです。

サ高住は法律で一定基準の決まりがありますが(※1)、グループリビングは少人数、小規模のところがほとんどで、現在のところ法の定めはありません。

さらに言うとグループリビングの場合、規則に縛られた施設の生活と違ってルールを居住者で話し合って決めたり、自立した大人としての尊厳を持った自由度の高い共同生活を送ることができます。

たとえば、
サ高住などの高齢者施設では「ひな祭り」や「七夕」などの季節にはイベントやイベントに即した食事メニューが提供されることが多いと思いますが、グループリビングでは行事そのものを皆で話し合い、地域と関わり合いながら自分達で行うといった感じです。

日本ではサ高住(サービス付き高齢者住宅)が急増したため「グループリビング」はあまり浸透していませんが、高齢化の進んだ北欧などではこのようなシニア層の共同生活のスタイルも盛んです。

日常的に介護が必要であったり、お世話をしてもらう生活を望む場合は「サ高住」や「有料老人ホーム」などのサービス提供型の高齢者施設の方が満足できると思います。

(※1)「サ高住(サービス付き高齢者住宅)」の根拠法は「高齢者住まい法」で、登録には国が定める一定の基準を満たす必要があります。多くは居室の広さや設備(台所、浴室、洗面設備、収納)などのハード面と状況把握(安否確認)、生活相談です。

高齢者向けシェアハウス「グループリビングの」のメリット・デメリット

高齢者向けのシェアハウスに関心を持っている方は、「サービス付き高齢者住宅(サ高住)」や「有料老人ホーム」などの居住型高齢者施設についても色々な角度から検討していることと思います。

ここで気になるのが、高齢者向けシェアハウス(グループリビング)にはどんなメリット・デメリットがあるのか、ではないでしょうか。

住む際の注意点も含めて見ていきましょう。

メリット

一人暮らしに比べて住居にかかるコストが安くなること、プライベートな空間を持ち適度な緊張感のなかで地域とかかわりあいながら共同生活ができること、日々お互いに安否確認し合えるところが大きなメリットといえるでしょう。

高齢者施設によくある「ぬり絵」や「折り紙」「童謡の合唱」などを否定するわけではありませんが、自立した大人として、尊厳を持った生活ができるところも大きなポイントだと思います。

メリット
■月々の住居費がリーズナブル
(家賃・光熱費・修繕費など)
■入居者同士で安否確認できる
■介護施設や有料老人ホームと違って自由度が高い
■自立した大人としての尊厳を持った生活ができる
■一緒に食事したり、家事分担もできる
■ルールは入居者みんなで話し合って決めることができる

デメリット

高齢者向けシェアハウス(グループリビング)には法的な定めがないので、広さや設備に一定の基準がありません。

そのため手すりやスロープなど、バリアフリーに対応していないところもあり、対象ごとに居室や共用部の仕様に特徴があったり大きな違いがあったりします。

「サ高住」や「老人ホーム」のように規則で縛られない代わりに細かなルールを住人みなで決めて守っていかなければなりません。

人に頼る生活に慣れている場合はデメリットになりますし、自立した生活を望んでいる場合は自分たちで作り上げていく空間を享受できます。

6名~9名の少人数での共同生活なので、入居者の入れ替わりで居心地も変わってくる点はデメリットといえるかもしれません。

また、運営者、オーナー、管理人の人柄や運営方針によって全体の雰囲気が決まってきます。

プライベートを重視したい場合や、人とのかかわりが苦手な人は、共用スペースとプライベートスペースがしっかりと区別されている「サ高住」や「シニアマンション」という選択肢もあります。

デメリット
■身の回りのことが自分でできる元気な高齢者が対象
■プライベートを重視したい人には不向き
■日常的に介護サービスが必要な人は向かない
■手すり・スロープなどバリアフリーに対応していないところもある
■共有スペースの利用や掃除、キッチンを使う時間帯、ごみの出し方など細かなルールが必要
■運営者、オーナー、管理人の人柄や運営方針によって雰囲気が変わる
■入居者の入れ替わりで居心地が変わる

各地の高齢者向けシェアハウス(グループリビング)

神奈川県
 
 
COCO湘南台(NPO法人COCO湘南)神奈川県藤沢市湘南台7-32-2
TEL: 0466-46-4976
COCOたかくら(NPO法人COCO湘南)神奈川県藤沢市高倉2226-1
TEL: 0466-44-0815
COCO宮内(NPO法人グループリビン川崎)神奈川県川崎市中原区宮内2-15-15
ガーデン桜弐番館
TEL: 044-797-0310
COCOせせらぎ(NPO川崎北部グループリビング)神奈川県川崎市高津区明津27-1
TEL:044-766-3066
おでんせ中の島神奈川県川崎市摩区布田24-25
COCOありま神奈川県海老名市中河内1365
TEL: 046-237-2370
埼玉県えんの森(NPO法人暮らしネット・えん)新座市石神二丁目1番32号
奈良県あやめの里(社会福祉法人秋篠茜会)奈良県奈良市西大寺赤田町1丁目4-8
兵庫県てのひら(NPO法人てのひら)兵庫県高砂市荒井町小松原1丁目7-13
広島県明日への風(NPO法人地域福祉活動支援協会 人間大好き)広島県東広島市八本松飯田8丁目4-55-5
静岡県COCO下小田(一社)優良中古住宅流通推進協議会静岡県焼津市下小田171-2
山形県COCO(ココ)結いのき・花沢(NPO結のき)山形県米沢市花沢町2686番地の4
和歌山県

あいの里グループリビング(社会福祉法人安原福祉会)和歌山県和歌山市松原306-5
TEL.073-479-2500

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